フランス代表のユニフォームやフォーメーション、スタメンから読み解く
4年に1度のサッカーの祭典World Cupが2018年ロシアで6月14日から開催されています。優勝候補のドイツの連覇がなくなり優勝候補でもあるフランス代表は南米との戦いが連続して続きます!
フランス代表(スニッピングツール)
大会日程
グループリーグは6月14日から6月28日の2週間に渡り開催されます。
フランス代表の日程は6月16日19時オーストラリア、6月21日24時ペルー、6月26日23時デンマークとなっています。
6月30日から7月15日が決勝トーナメントの日程となります。
グループCを展望
グループCはフランス1強という展開のフランスにとってくみしやすいグループです。
オーストラリア、ペルー、デンマークと続きますが油断さえしなければフランスの全勝1位通過はしやすいグループと言えます。
残る1枠はデンマークが最有力ではないかと思われます。
フランス以外突出していないためペルーやオーストラリアにも突破の可能性は十分にあるグループです。
そのフランスですが最近の大会では98年優勝、02年グループリーグ敗退、06年準優勝、10年グループリーグ敗退、14年ベスト8と1大会おきにグループリーグ敗退しているため、相手チームというよりジンクスを破る大会となりそうです。
なにぶん、中盤も揃っていて、欧州予選も『死の組』であるオランダやスウェーデン、ブルガリアを抑えての首位通過だけに戦力は申し分なく死角なしと言えるだけにまず番狂わせは考えにくいといえますね。
フランス代表メンバー
GK
23アルフォンス・アレオラ(パリSG)
DF
2ベンジャマン・パバール(シュツットガルト)
3プレスネル・キンペンベ(パリSG)
4ラファエル・バラン(R・マドリード)
5サムエル・ウムティティ(バルセロナ)
22バンジャマン・メンディ(マンチェスターC)
MF
12コランタン・トリッソ(バイエルン)
13エンゴロ・カンテ(チェルシー)
15スティーブン・エンゾンジ(セビージャ)
FW
7アントワーヌ・グリエーズマン(A・マドリード)
8トーマス・レマル(モナコ)
9オリビエ・ジル(チェルシー)
10キリアン・ムバッペ(パリSG)
18ナビル・フェキル(リヨン)
強豪チーム特集
優勝候補は間違いなくドイツですが、ブラジルも燃えているため、ドイツと当たる前にブラジルと当たる可能性があります。
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青を基調とするフランス代表のユニフォームはカッコいいです。
サムライブルーともまた違っていいです。
シャンパンサッカーのようにまた美しいサッカーを見せてほしいです。
対オーストラリア戦
初戦は出来る限り快勝したいフランス。
中盤から全てにおいてオーストラリアを完封出来る力を持っています。
過去の対戦成績も2勝1分1敗とフランス優位でアジアに加盟する前のコンフェデで負けた以外はフランスが勝っています。
グリエーズマンとポール・ポグバの出来次第ですがそうは言ってもフランス優位は動きません。
オーストラリアは高さを生かしつつ、引き分け狙いのカウンター1本に絞れば勝機もあり、グループリーグ突破の目も出てきます。
フランスの全勝阻止とグループリーグ突破を目指すならフランスの勢いを止められればオーストラリアにも可能性があります。
6月16日○2-1勝ち
58分アントワーヌ・グリーズマン(PK)(フランス)
62分ミル・ジェディナク(PK)(オーストラリア)
80分ポール・ポグバ(フランス)
戦評
フランスがオーストラリアに快勝したが若干守備に不安を残しました。
先制ゴールをグリーズマンがPKで決めた4分後PKでジェディナクに難なく同点にされます。
しかし80分ポール・ポグバがクロスバーに当たり落ちたボールがゴール判定になりこれが決勝ゴールになります。
オーストラリアは同点後フランスを攻めきれずアジア勢2勝目はならず、フランスもその後は危なげなく勝利しました。
対ペルー戦
ほぼデータがない不気味な南米ペルー代表です。
フランスが食われるとすればデータがない相手でしょう。
過去にペルーに親善試合1敗という成績で1982年以来になります。
フランス優位は動かないですがオーストラリアよりやりにくい印象を持つ相手です。
個人技のある南米も近年は組織力が欧州並みによくなっているため油断禁物です。
オーストラリア戦で危なげなく勝利を手にし、この試合の入り方も静かな立ち上がりになりそうなので1点を取るのが難しく最後まで接戦になりそうな予感がします。
不気味なペルーですがペルーから見てもフランスはデータがないため前半は探り合いになると思われます。
6月22日〇1-0勝ち
34分キリアン・ムバッペ(フランス)
戦評
フランスが南米ペルーを下し2連勝。
ヒーローは何といってもムバッペです。
ジルーのシュートが防がれたこぼれ球をものすごいスピードで詰めていきシュートを決めました。
グリーズマンの方にスポットライト当たっていますがムバッペはまだ19歳、しかも身体能力だけでなく特筆すべきはスピードでとにかく早いです。
とはいえボール支配率は良くなかったフランスですがやはり試合巧者と言える試合運びで安定した危なげない戦いを見せてくれています。
対デンマーク戦
フランスがここまで2連勝でデンマーク戦は流して引き分けても1位通過は堅いでしょうが、デンマークがフランス戦では引き分けで2位通過が出来るデンマークは本気で来るでしょう。
対戦成績も8勝1分5敗とフランス優位に見えますが『大物食い』のデンマークはW杯では1勝1敗と五分の成績でフランスとは互角の試合展開を見せてくれることでしょう。
グループ突破を決めているフランスは焦る必要がないため試合展開はあまり激しくはならないでしょう。
6月26日△0-0引き分け
戦評
この試合フランスが圧倒的に支配していますが、デンマークの堅い守備に無理に攻めようという意思は見られませんでした。
無理に攻めるより引き分けでも1位のためデンマークと分ける道をえらびました。
デンマークは引き分けならオーストラリアが勝っても追いつかれないため無難な道を選びました。
決勝トーナメント展望
フランスのブロックはまずアルゼンチン、次にウルグアイと南米勢が立ちはだかります。
その中でも準決勝にブラジルが来れば最も驚異でしょう。
堅い守りの欧州よりも攻めの南米がとにかく撃ち合いになりそうなためフランスはあくまでも攻めのペースを相手にのせられないことが重要です。
1回戦 アルゼンチン
6月30日〇4-3勝ち
13分アントワーヌ・グリーズマン(PK)(フランス)
41分アンヘル・ディ・マリア(アルゼンチン)
48分ガブリエル・メルカド(アルゼンチン)
57分ベンジャマン・パヴァール(フランス)
64分キリアン・ムバッペ(フランス)
68分キリアン・ムバッペ(フランス)
90分+3セルヒオ・アグエロ(アルゼンチン)
戦評
これまでにない激しい撃ち合いの試合でした。
前半から試合は動き1-1、さらに後半3分にはメッシのシュートに足があたりコースが変わってメルカドのゴールになったアルゼンチンがリードします。
しかし1-2からでも逆転するのが今のフランス。
エルナンデスのクロスに合わせてボレーで左隅に叩き込んだパヴァ―ルの一撃で同点にすると7分後ムバッペがこぼれ球に飛び込み左足でシュート。
これがフランスの勝ち越しゴールになります。
さらに4分後にとどめのゴールをムバッペがこの日2ゴール目を決めアディショナルタイムを迎えます。
アルゼンチンもアディショナルタイム中に意地を見せアグエロのゴールで1点差としますが反撃もここまで。
前大会準優勝のアルゼンチンは今大会ベスト16で散りました。
フランスは2大会連続のベスト8進出となりました。
準々決勝 ウルグアイ
今大会最強の2トップと言われるカバーニ、スアレスを止められるかがフランスの鍵となります。
著しく成長したムバッペに中盤のジルー、ポール・ボグバ、トップ下のグリーズマンとタレントは豊富ですがこれはあくまでも攻撃のタレントです。
アルゼンチンよりもこの2トップはアジリティー(敏捷性)があり一筋縄では止められないでしょう。
勢いに乗るウルグアイはグループリーグから4連勝中と負けなしで来ましたが果たしてフランスのディフェンス陣が止められるのか、壮絶な準々決勝になりそうです。
まとめると
『シャンパンサッカー』と銘打って往年の名選手であるジダンや更に前のプラティニが居た頃から中盤が強いフランスでしたが、今回身体能力の高いポール・ポグバがパス回しから個人技、フィニッシュまでこなせる活躍をし、グリエーズマンが今大会も前大会同様の活躍をすればフランスもベスト4以上、決勝ではイングランドあたりと戦って前大会の雪辱、更には98年以来2回目の優勝も見えてくるため、打倒ブラジルを掲げて決勝まで勝ち上がってきてほしいものです。