W杯レポートNo.14北中米の覇者メキシコは王者を倒す台風の目に
4年に1度のサッカーの祭典World Cupが2018年6月14日からロシアで開催されています。北中米カリブ海の覇者メキシコの戦い方はフィジカルやテクニックで欧州や南米に戦術で対抗するというお手本になるようなサッカーを展開しています。
メキシコ代表メンバー(iPhone7スクショ)
大会日程
グループリーグは6月14日から6月28日に開催されます。
ドイツ代表の日程は6月17日〇1-0ドイツ、6月23日〇2-1韓国、6月27日23時スウェーデンとなっています。
6月30日から7月15日が決勝トーナメントの日程となります。
グループFを展望
名前だけみるとグループFはドイツ、メキシコ、スウェーデン、韓国と一般的には『死の組』と揶揄するくらい一癖も二癖もあるチームが多く、ドイツも苦戦するとの見方が強いのですが実際にはドイツ一強の2位の椅子をメキシコ、スウェーデン、韓国で争うのではないかと伺えます。
理由は簡単で、ドイツは予選リーグ落ちが過去の参加した大会から見ても西ドイツ時代の1978年アルゼンチン大会での2次リーグ敗退とたった1回しかないという強みがあります。
加えて西ドイツ時代から東ドイツと統合してドイツとなってからはベスト8以下にはならないハイレベルで今やヨーロッパでもトップクラスのチームなのです。
さらに前大会優勝からFIFAランク1位をあまり譲ることなく2018年6月7日最新FIFAランクもブラジルを抑え1位でした。
しかも17大会連続19回目の出場は最早圧巻の一言です。
死角は限りなくないと言えますが何が起こるか分からないのがワールドカップです。
メキシコもここ最近はグループリーグ落ちがなく、スウェーデンも下剋上として予選からフランス、オランダ、プレーオフではイタリアとワールドカップ常連国を倒し本大会でも優勝候補ドイツに北中米カリブ海の覇者メキシコ、アジアの虎韓国とここでも下剋上を果たしに来ました。
メキシコ代表メンバー
GK
12アルフレド・タラベラ(トルーカ)
13ギジェルモ・オチョア(Sリエージュ)
メキシコ代表を応援する
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対ドイツ
6月17日〇1-0勝ち
35分H・ロサノ(メキシコ)
戦評
大波乱をメキシコが起こしました。
カウンターから裏をかいてドイツから先制したメキシコ。
時間はあり試合巧者のドイツが破れる波乱を生み出した。
ところどころ遅延行為はあったものの、強者相手の戦術、またドイツもイライラが募りファウルがかさみ自滅してしまった。
予選突破へ前進したメキシコ、もう負けは許されないドイツ。
メキシコは次にラフプレーで削ってくる韓国と相対します。
ドイツは大一番にスウェーデンを迎えることになります。
引き分けは自力の突破が出来なくなるため勝ちを拾っていきたいですね。
対韓国
6月23日〇2-1勝ち
26分カルロス・ベラ(PK)(メキシコ)
66分ハビエル・エルナンデス(メキシコ)
90分+3孫 興民(韓国)
戦評
前節に続きラフプレーで自滅の韓国。
メキシコは反則で勝利をモノにしたがけが人を出されては困るため韓国と対戦をしたいとは思わないでしょう。
VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が出来てからは韓国は見えない位置でのファウルがことごとく笛を吹かれ相手チームにチャンスを与えています。
スウェーデン戦でもPKを与え、メキシコにもPKを献上しています。
日本がコロンビアを下し、アジア最強を名乗る韓国もメキシコに勝ち面目躍如といきたかったがゴールがアディショナルタイム中のソン・フンミンのゴールだけではもはや勝ち切れないです。
次は王者ドイツだけにフェアにラフプレーを混ぜてくるだろうがアジアの虎と呼ばれた意地を見せてほしいですね。
メキシコは引き分け以上なら1位通過出来ますがスウェーデンもリーグ突破がかかるため死闘になるのは避けられません。
対スウェーデン
ドイツ戦で負けたスウェーデンとしてはメキシコに是が非でも勝ち、勝ち点6で3チーム並ぶことを想定すると得失点差がリーグ突破に関わってきます。
スウェーデンはメキシコがドイツ戦で見せた縦の裏のスペースに走りこむ鋭いカウンターに気を付けたいところです。
逆にメキシコはドイツ戦同様鋭いカウンターで決めたいところ。
韓国戦勝利でメキシコは引き分け狙いでもよいのですがスウェーデンのサッカーは格下ではなく同等以上のため攻めた結果引き分けならしょうがないですが、始めから引き分けを狙いに行くと思わぬ落とし穴にはまるためメキシコもグループ突破を意識するならここは勝ちに行きたいところです。
6月27日●0-3負け
50分L.アウグスティンソン(スウェーデン)
62分A.グランクヴィスト(PK)(スウェーデン)
戦評
スウェーデンが前半攻めきれなかったが、後半ついに試合を動かしました。
スウェーデンは1点を取り、2点目PK、3点目クリアミスからのOGで解消しました。
メキシコはPKで奪われた2点目から緊張の糸が切れてしまいました。
ドイツが韓国に負ける大番狂わせがあり2位通過となりました。
次はサッカー王国ブラジルという大一番です。
ブラジルもメキシコがドイツを破ってきたことで警戒はしています。
メキシコらしい素早いカウンターからブラジルの隙をつけるか楽しみです。
決勝トーナメント展望
メキシコの1回戦7月2日23時はサッカー王国ブラジルです。
相手はまたもや優勝候補でメキシコにとっては正念場です。
隣にベルギーorイングランドがいるというのが気にならないくらい集中したいです。
ブラジルもネイマールが本調子ではなくコウチーニョが調子を上げています。
メキシコはドイツ戦で見せた王者に対する戦いを見せられればチャンスはあります。
ブラジルはメキシコのカウンターを警戒しつつ、いつも通りの個の力と総合力で押し切りたいところです。